トイレの手洗い器選びって、意外と迷うものです。「どんなタイプがあるの?」「うちのトイレに合うのは?」そんな疑問にお答えするため、主な手洗い器のタイプとその特徴をご紹介します。
壁付けタイプの手洗い器
壁付けタイプは、その名の通り壁に直接取り付ける最もシンプルな形状の手洗い器です。コンパクトなデザインが特徴で、狭いトイレスペースでも設置しやすいのが最大の魅力。
メリットはとにかくスペースを取らないこと。狭いトイレの救世主と言えます。掃除もラクラクですし、お財布に優しい価格帯が多く、工事もシンプルで、比較的短時間で完了できます。
デメリットとしては、収納スペースがないこと(トイレットペーパーなどの置き場に困る)、小物を置くスペースが限られることでしょうか。
先日リフォームした事例では、わずか60cmほどの空きスペースに壁付け手洗い器を設置しました。「こんな狭いスペースにも付くんだ!」とお客様も驚かれていました。特に都内のコンパクトなマンションでよく選ばれるタイプです。
カウンタータイプの手洗い器
カウンタータイプは、手洗いボウルの周りに天板(カウンター)がついているタイプ。小物を置けるスペースが確保できます。
メリットは、石鹸やハンドクリームを置けるスペースがあって便利なこと、デザイン性が高く、おしゃれな雰囲気にできること、水はね防止の面でも優秀です。
デメリットは、壁付けよりは場所を取るので、超狭小トイレには不向きなこと、お値段もやや高めになること、カウンター部分のお掃除が必要なことですね。
たとえば朝の身支度の際、カウンターに時計や小物を置けるのは思った以上に便利です。見た目の良さだけでなく、実用性を重視する方におすすめのタイプです。
キャビネットタイプの手洗い器
キャビネットタイプは、下部に収納スペースが設けられているタイプです。トイレットペーパーのストックやお掃除グッズをスッキリ収納できるのが魅力。
メリットは収納力バツグンでトイレがすっきり片付くこと、配管が見えないので見た目もキレイなこと、つまりトイレ空間を効率的に使えることです。
デメリットとしては、設置するのにやや大きめのスペースが必要なこと、価格帯も高めになること、設置工事が少し複雑なことです。
たとえば家族の人数が多く、トイレットペーパーのストックも多いご家庭におすすめです。
埋め込みタイプの手洗い器
埋め込みタイプは、カウンターに手洗いボウルを埋め込む形状で、ホテルのような高級感が特徴です。
メリットは洗練されたデザインで上質な空間にイメチェンできること、縁がないので掃除がしやすいこと、自由度が高く、こだわりの空間が作れることです。
デメリットは、予算的にはお高めの部類に入ること、工事もやや複雑なこと、スペースと時間がかかることです。
「トイレもインテリアの一部として楽しみたい」というこだわり派のお客様向きです。「毎日使う場所だからこそ、気分の上がる空間にしたかった」というお客様ですね。
プロの一言アドバイス
私たち多摩住設では、お客様のトイレの広さや生活スタイル、好みに合わせた最適な手洗い器をご提案しています。
「どれを選んだらいいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。
実際のショールームで触れていただくこともできますよ。