直感的に使えるよう設計されているウォシュレットですが、せっかくならすべての機能を使いこなしたいですよね。ちょっとしたコツで、使い心地はグッと良くなります。
操作パネルの基本ボタンをマスターしよう
ウォシュレットの操作パネルを見ると、だいたい「おしり洗浄」「ビデ洗浄」「停止」の3つの基本ボタンがあります。
「おしり洗浄」は後ろから水を噴射して、「ビデ洗浄」は女性特有の部位を前から洗います。どちらも、終わったら必ず「停止」ボタンを押すのを忘れないでくださいね。うっかり押し忘れて、次の人が座った瞬間に水が出て「きゃっ!」なんて笑い話がよくあります。
基本機能以外にも、水圧調整、ノズル位置調整、水温調整などの細かい設定ができます。
特に水圧は強すぎると痛みを感じたり皮膚トラブルの原因になったりするので、最初は弱めから試して、徐々に自分に合った強さを見つけていくといいですよ。
プロの一言アドバイス
初めてウォシュレットを使う人や、ご高齢の方、お子さんには、事前に「ボタンを押すと水が出るよ」と一言説明しておきましょう。
突然の水流にびっくりして立ち上がってしまうハプニングが実際によくあります。
洗浄の適切な時間
ウォシュレットの洗浄時間、みなさんどれくらい使っていますか?実は15~30秒程度が適切だと言われています。「気持ちいいから」とついつい長く使いがちですが、あまり長時間使うと、皮膚への刺激や粘膜の乾燥を引き起こす可能性があります。特に敏感肌の方は、短めの時間から様子を見ていきましょう。
洗浄後は、トイレットペーパーで軽く水分を拭き取るのも大切。温風乾燥機能が付いていない場合や、外出先で時間がないときは特に必要です。濡れたままだと、下着がじめじめして不快になりますから。
季節や体調によっても使い方を変えると快適度がアップします。夏場はちょっと水温を下げるとさっぱりしますし、風邪をひいているときは水圧を弱めにすると優しい使い心地です。体調に合わせて調整してみてください。
温風乾燥と脱臭機能をうまく使おう
高機能モデルには温風乾燥機能が付いています。洗浄後にこれを使えば、トイレットペーパーの使用量を減らせて環境にもお財布にも優しいです。ただ、完全に乾かすには1~2分かかるので、朝の忙しい時間より、ゆったりした時間に活用するといいでしょう。
脱臭機能も便利ですよね。活性炭フィルターなどを使って、気になるニオイを吸収・分解してくれます。多くの場合、便座に座ると自動的に作動しますが、手動で操作するタイプもあります。来客時や家族が続けてトイレを使うときに特に重宝します。
もちろん、これらの機能は電力を使うので、長時間使うと電気代が気になることも。最近のモデルには省エネモードや自動節電機能が付いているので、日常的には上手に活用して、電気代を抑える工夫をしてみてください。