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多摩住設コラム

便器の交換費用はどれくらい?
トイレ交換についてよく知っておこう

便器は長年使用しているうちに経年劣化を起こします。
古くなった便器を交換するとさまざまなメリットがあります。
ただ、もちろん費用がかかりますので、どれくらいかかるのか、また便器交換で注意すべきことについて把握していないと、後悔するようなことになる可能性があります。

本記事では、便器交換の費用などについて解説します。

    コラムの目次

  1. 1. 便器を交換するメリットとは
  2. 1-1. 破損などのトラブルを未然に防げる
  3. 1-2. 機能性の高いトイレに生まれ変わる
  4. 1-3. トイレの印象が大きく変わる
  5. 1-4. 節水につながる可能性がある
  6. 2. 便器の交換費用について
  7. 2-1. 全体交換の場合
  8. 2-2. 和式から洋式に交換する場合
  9. 2-3. 便座のみ交換する場合
  10. 2-4. その他の費用
  11. 3. 便器交換の際に重要な基礎知識
  12. 3-1. 便器の種類
  13. 3-2. トイレの排水方式
  14. 3-3. トイレの洗浄方式
  15. 3-4. 便座の種類について
  16. 4. 便器交換の適切な時期
  17. 4-1. 便器を交換するべき時期
  18. 4-2. 便器交換を考えるべきサイン
  19. 4-3. DIYでトイレ交換するのは難しい
  20. 4-4. トイレリフォームの流れ
  21. 4-5. トイレリフォームにかかる期間
  22. 5. 便器交換の費用を安くするポイント
  23. 5-1. 便器本体の費用を抑える
  24. 5-2. 工事費用を抑える
  25. 5-3. 補助金などを利用する
  26. 6. 便器交換の工事内容について
  27. 6-1. 便器交換の作業内容
  28. 6-2. マンションの便器でも交換できる?
  29. 7. 便器交換はどこに頼むべき?
  30. 7-1. 水道工事事業者
  31. 7-2. 工務店
  32. 7-3. 家電量販店・ホームセンター
  33. 7-4. リフォーム事業者
  34. 7-5. 住宅設備販売会社
  35. 7-6. 便器交換事業者は実績と料金と口コミで選ぶべし
  36. 8. 【まとめ】費用やポイントを把握して便器交換を成功させよう

便器を交換するメリットとは

メリット

便器の交換を業者に依頼すると、便器そのものの費用や交換作業の費用として、それなりの金額になってしまいます。ただ、それだけのお金をかけても古い便器を交換することには多くのメリットがあります。

破損などのトラブルを未然に防げる

古い便器を交換することの1つ目のメリットは「破損などのトラブルを未然に防ぐことができる」ということです。

便器を使用するということは、使っている人の体重の負荷を受け続けるということですから、長年使用することによって、徐々に耐久性が低下していきます。

最終的には割れてしまうこともあり、そのようなトラブルが起こると使用できなくなり、修理・交換しなければなりません。修理・交換作業中はトイレが使えなくなってしまいますので、大変不便です。

破損の具合によっては水漏れのような二次災害を引き起こしてしまうこともあります。

したがって、便器が破損する前に交換することで、このような状況になるのを未然に回避するべきです。

便器の寿命はメーカーによっても異なりますが、長く使い続けると便器は劣化するものであるということは覚えておいてください。

機能性の高いトイレに生まれ変わる

古い便器を交換することの2つ目のメリットは「機能性の高いトイレに生まれ変わる」ということです。

昔ながらの便器には、これといった特別な機能はありません。

昨今の最新式便器には、お手入れが簡単になったり、衛生面でも優れていたりする機能がいろいろ搭載されており、とても便利で快適です。

どのような機能が付いているかは製品やメーカーによっても異なりますが、従来の特に機能を持たない便器から、最新の多機能便器に交換すると、トイレの利便性は大きく向上するはずです。

トイレというものは1日のうちでも何度も使用するものです。住まいの中でも特に重要度の高い設備ですから、その利便性が向上すれば、生活そのものの質が大きく向上することになるでしょう。

高機能・多機能な便器にするにはそれなりの費用がかかってしまいますが、毎日、それも長く使い続けていくものだということを考えれば、コストバランスは悪くはないはずです。

便器を交換する際には、あったらいいなとご自身が思う機能が搭載されている便器を見つけて、そのメーカーを中心に最新モデルの便器を比較検討してみてください。

トイレの印象が大きく変わる

新しいトイレ

古い便器を交換することの3つ目のメリットは「トイレの印象が大きく変わる」ということです。

便器が古いと、いくら清潔にしていてもトイレ全体が古ぼけた印象を与えてしまいます。

飾り物を置いたり、内装を工夫したりすることで印象を良くすることもできますが、トイレの中で最も印象が強いのは便器ですから、それが古いと、なかなかインテリア上のイメージは良くできません。

最新型の便器はデザインがスタイリッシュなものも多く、そうした便器に交換すれば、トイレの印象が見違えるように良くなるきっかけになります。

メーカー・製品によってはカラーバリエーションが豊富なものもありますので、理想的なトイレ空間をデザインすることもできるでしょう。

一体型トイレやタンクレストイレのようなスタイリッシュなデザインの便器もありますので、カタログやホームページなどをご覧になって、販売店などで気になる製品の実物を確認してみてください。

節水につながる可能性がある

古い便器を交換することの4つ目のメリットは「節水につながる可能性がある」ということです。

実は、一般的な家庭において最も水を使用する設備はトイレだと言われます。

トイレ1回あたりで使用する水の量は10リットル以上もありますから、家族が多い家ではかなり大量な水を毎日使用していることになります。

昨今では水道料金もばかになりませんから、家計を圧迫している原因になっているかもしれませんね。

最新型の便器は節水機能を重視していますから、使用する水の量が従来の半分~3分の1以下ほどのものもあります。

高い節水機能を搭載している便器に交換すると、使用する水量が減り、水道料金を節約できるでしょう。

最近の便器はシャワー機能など電気を使用するものもありますが、この点でも以前より進化しているため、消費電力はかなり抑えられるようになっています。節電効果が高いことも最新型便器の特長なのです。

プロの一言アドバイス

便器を交換するメリットは、どんな便器に交換するかということで変わります。
従来と同じ機能のない便器に交換すると、機能面でメリットを感じることはできません。
同じ形の便器に交換すればデザイン面のメリットも感じられないでしょう。
どんなメリットを享受したいかということから、交換する便器を選びましょう。

便器の交換費用について

費用

便器を交換するには、最低でも便器そのものの購入費用がかかります。さらに交換作業を業者に依頼すればその作業費用もかかることになります。

便器交換を検討している方なら、総額でどれくらいの金額が必要なのかということが気になると思います。

便器交換に必要な費用について詳しく解説しましょう。

全体交換の場合

便器を交換するのにかかる費用は、業者の価格設定や交換する便器のグレード等にもよりますが、15万円~35万円ほどが相場です。

まず、総額に大きく影響するのは「どんな便器に交換するか?」ということです。

ここまででも少し触れましたが、最新の便器にはさまざまなタイプのものがあり、どの製品に交換するかを選ぶ必要があります。

交換したい便器がいくらするものかということで、費用総額も変わってくるのです。

洋式便器は「組み合わせトイレ」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」の3つのタイプがあります。

この中では組み合わせトイレが最も安く、タンクレストイレが最も高価です。

また、同じタイプでも、搭載されている機能によって価格は変わります。さまざまな機能をフルに搭載した最上位のタンクレストイレだと、30万円を超えるものもあるのです。

このように交換する便器が高額でと便器交換費用は高額になります。

つまり、もし業者からもらった見積金額が予算をオーバーしていたら、まず、交換する便器のグレードを落とすことを検討する必要があります。

交換費用総額には業者の作業費用も含まれていますが、一番大きいのは交換する便器の値価格だということは覚えておきましょう。

和式から洋式に交換する場合

和式トイレ

交換前のトイレが「和式」の場合、つまり和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合は費用はもう少しかかり、25万円~50万円ほどが相場になります。

洋式から洋式への交換より費用がかかる理由は、和式トイレと洋式トイレの構造の違いです。

一般家庭の和式トイレでは、段差が設けられているところに便器が設置されていることが多いでしょう。

洋式トイレにはそのような段差は必要ありません。そのため段差をなくす工事をしなければならないので、その作業費用が高くなるのです。

また、和式トイレと洋式トイレでは配管の位置が違うというケースがよくあります。

配管の位置が洋式便器の設置に合わないため、配管の位置を変更する工事も必要になるので、その費用もかかってしまうのです。

つまり、和式から洋式に変える場合は、ただ便器を取り換えるだけでなく、さまざまな作業が必要になるため、その分の作業費用で総額が高くなるのです。

必要な作業が多いということは、作業にかかる時間も洋式→洋式の便器交換より長くなり、工事完了までに数日かかることも多いです。

数日かかるとなると、その期間のトイレをどうすればいいかという問題も出てきます。

そのような場合は、「仮設トイレ」を設置してもらえることが多いでしょう(その分の費用も必要になります)。ただ、これは業者によって対応が異なるので、事前に確認しておきましょう。

便座のみ交換する場合

トイレのリフォームにかかる費用総額を下げるには、「便座だけを交換する」という選択肢も現実的です。

便座の交換だけなら、業者にかかる作業費も1万円~15,000円ほどが相場です。その金額プラス便座の価格で交換できることになります。

特別な機能のない便座の価格は5000円~1万円といったところです。温水洗浄便座(シャワートイレ)でも数万円で購入できるでしょう。

ただし、温水洗浄便座は電気を使用しまうので、トイレ内にコンセントがない場合はコンセントの設置工事を行うことになり、その費用がかかります。

その他の費用

トイレの便器を交換するなら、その機会にトイレ全体をリフォームしようと考える方も多いと思います。

トイレのリフォームでよくあるのは、壁紙を交換したり床材を取り換えたりするものです。ただ便器を交換するだけの工事にそうした作業をプラスすると、数万円ほどの費用アップでできます。

また、トイレ内に収納棚を設置したり、タンクレストイレに交換する場合に新たに手洗い場を設置したりする工事も、よくあります。

こうしたオプション工事を追加するとトイレの利便性が良くなり、トイレのイメージを一新させることになります。

あれもこれもとさまざまなオプションを追加すると費用もかかり、工事期間も長くなりますので、予算を考慮して優先順の高いものから取り入れるのがいいでしょう。

プロの一言アドバイス

内装のオプションのほうを優先し、便器のグレードはあまり高くないものを選んで全体の費用を抑えるという方もいます。
重要なのは、優先順位をつけて選択するということです。
必要のないものを選んでしまったために予算オーバーになり、必要なものを削らなければならなくなるのは、本末転倒です。

便器交換の際に重要な基礎知識

ポイント

便器を交換する前に、知っておくべき知識を紹介しておきましょう。

便器の種類

トイレの種類

前項でも触れた通り、便器には大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 【組み合わせトイレ】便器本体とタンクが別になっている

  • 【一体型トイレ】便器とタンクが一体になっている

  • 【タンクレストイレ】タンクがないトイレ

最もポピュラーな組み合わせトイレは、ご存じのとおり、便器とタンクが別になっている便器です。このタイプの良いところは、便器とタンクのどちらかが故障・破損した場合、どちらかだけ交換することができるので、修理費用が安く済むということです。

これが一体型トイレの場合、どこかが破損すると丸ごと交換しなければなりません。

最近とくに人気があるのは、見た目がスタイリッシュで、従来のようなスペースが不要のタンクレストイレです。

タンクがないのに水を流せるのは、水道管から直接給水して排水しているからです。このため、水道管の水圧が足りない場合には設置できないというデメリットがあります。

いかにも最新便器という見た目の一体型トイレやタンクレストイレに目を奪われる人が多いと思いますが、メリットだけでなくデメリットについても知っておき、交換する便器を選びましょう。

トイレの排水方式

トイレの排水方式には、大きく分けて以下の2種類があります。

  • ・床排水

  • ・壁排水

この2つの違いは、排水管が下方向(床)になるのか、横方向(壁)になるのかということです。ご家庭の排水管の位置によってその方式に合った便器に交換しなければなりません。

ご自宅の排水管がどちらなのかということは、今の便器の後ろに排水管が伸びているかどうかということで確認できます。便器交換を検討しはじめたら、まずそれを確認しておいてください。

トイレの洗浄方式

最新トイレには、さまざまな「洗浄方式」があります。これはどのような仕組みで水を流し、便器内を洗浄して汚水を流すのかということです。

洗浄方式はメーカーによってさまざまな名称を付けられていますが、排水時の使用水量や、便器への汚れの付着しやすさの違いがあります。

メーカーが独自開発した強力な洗浄方式の便器に交換すれば、トイレのお手入れの手間が大きく軽減されるでしょう。トイレ掃除の利便性から便器を選ぶこともできますので、洗浄方式の違いを把握して検討しましょう。

便座の種類について

トイレの便座には、大きく分けて3つのタイプがあります。

  • ・通常の便座(機能のない便座)

  • ・暖房便座

  • ・温水洗浄便座

暖房便座は冬でもお尻が冷たくありませんし、温水洗浄便座はお尻を洗浄できて便利ですが、機能のない便座に比べて価格が高くなり、トイレ内にコンセントが必要になりますので注意が必要です。

トイレ内にコンセントを増設すると工事費用が上がったり工期が長くなったりするからです。

プロの一言アドバイス

トイレの機能は、各メーカーのホームページでメリットや特徴が紹介されていますので、よく研究してください。
メーカーによって強みがにしていることが異なり、どんなことを重視して便器を交換するのかということも考えましょう。

便器交換の適切な時期

時計

本記事冒頭で、便器が破損・故障することのリスクにについて説明しましたが、そもそも便器を交換すべきタイミングはいつなのでしょうか。

便器を交換するべき時期

便器を交換する時期の目安は、その便器を設置してから10年ほどと考えられます。

ただ、便器の公式な耐用年数は、メーカーにより異なりますが、10年~20年ほどとされています。

使い方次第では10年も経たぬうちに破損することもありますし、家族数の違いによっても、どのくらい便器が長持ちかということは違ってくると思います。

つまりあくまでもケースバイケースなのですが、平均として考えれば10年という期間が目安になるのです。

「うちは何十年も同じ便器を使っているけれど、何の問題も起こっていない」という方もいらっしゃると思いますが、年数が経過すればするほど破損などのトラブルが起こるリスクは高まっていきますので、10年を1 つの目安として、便器交換を検討してみてはいかがでしょうか。

便器交換を考えるべきサイン

上記のように10年はあくまでも目安ですが、便器交換を検討するべき「サイン」というものもあります。

たとえば古くなってしまった便器は、ひび割れやそれによる水漏れ、詰まりやすくなるなどの症状が起こります。

そうした症状が出てきたら、放置して自然に改善される可能性は低いと考えて、早めに便器交換を検討することをおすすめします。

DIYでトイレ交換するのは難しい

バツ

業者に支払う作業費用を節約するために、自力で便器交換を行おうと考える方がいます。

しかし、私たちプロの目線で言えば、これはあまりおすすめできない選択です。

便器を交換する作業には特別な資格は必要ありません。

ネットや動画投稿サイトなどにも便器交換の手順を解説しているものがありますので、決して不可能なことではないでしょう。

しかし、私たちの目から見ると、あくまでも「できなくはない」というレベルのものが多く、「使用上、問題のないレベルで交換できるか?」と考えると、ちょっと話は変わってきます。

もし便器交換で何らかの失敗をしてしまうと、交換後に水漏れなどのトラブルが起こる原因になります。交換作業中にケガをしたり、せっかく買ってきた便器やタンクを傷つけてしまう可能性もあります。

トラブルが起こってその対処を業者に依頼することを考えれば、最初から業者に依頼したほうが安上がりになるといってもいいでしょう。

トイレというものは生活上とても重要な設備ですから、安心して長く使い続けられるようにするには、プロに交換を依頼するのがおすすめなのです。

トイレリフォームの流れ

トイレのリフォームは、おおまかには次のような流れで進めていきます。

  • ① 依頼する業者の選定

  • ② 業者への問い合わせ

  • ③ 業者の訪問・見積り

  • ④ 契約

  • ⑤ リフォーム工事の実施

  • ⑥ 工事完了

複数の業者から相見積もりをとる場合は、すべての見積りが揃って業者を選定するまでには時間がかかります。スピーディに進めるなら、見積を依頼するのは多くても3 社ほどにとどめておくのがいいでしょう。

トイレリフォームにかかる期間

便器を交換するだけなら、工事は数時間~半日ほどで完了するでしょう。

壁紙の交換や床材の交換も行う場合は丸1日見ておいたほうがいいでしょう。

さらに配管工事や配電工事(コンセントの増設)も必要な場合は数日を見ておきましょう。

別階や屋外にトイレを増設する工事はさらに長い工期が必要になります。

工事期間は、工事で行う作業が多いほど長くなるものです。

工事期間間はトイレを使えなくなります(増設する場合は別ですが)ので、業者が仮設トイレを手配してくれることが多いと思います。

短い工期で済む工事の場合は、作業前にトイレを済ませ、工事中にトイレに行きたくなったらどうするかということも考えておきましょう。

プロの一言アドバイス

業者のホームページには便器交換費用の料金などが載っていると思いますが、実際には現場を確認してもらわないと、実際にかかる費用や工期を正確に見積もることはできません。
現場を見てもらって初めて判明することもありますので、費用や工期については現場を見てもらった後の見積をよく確認しましょう。

便器交換の費用を安くするポイント

コスト

前項に書いたように、便器交換にかかる費用は最低でも10万円クラスです。リフォームの内容によってはその何倍にもなるかもしれません。

生活の利便性を向上させる工事とはいえ、費用は少しでも抑えたいと思う人がほとんどではないでしょうか。

そこで、便器交換の費用を少しでも安くするためにできることについて解説します。

便器本体の費用を抑える

1つ目の方法は「便器本体の費用を抑える」ことです。

便器というものが意外と高いことに驚く人も多いです。特に最新型の多機能便器は数十万円もします。

便器を交換するということは新しい便器を買うということですから、それが高価なほど業者に支払う費用総額も高くなります。

とはいえ、安い便器を選んでしまうと、欲しかった機能をあきらめなければならなくなるかもしれません。価格と機能のバランスも考えて交換する便器を選定しましょう。

工事費用を抑える

2つ目の方法は「工事費用を抑える」ことです。

といっても、業者の作業費用は、交渉の余地はありますが、そうそう安くできるものではありません。

ただ、「できることは自分でやる」ことで、工事費用を安くすることはできます。

前項で「便器交換を自力で行うのは難しい」と書きましたが、それ以外の部分はDIYでもできることがあります。

例えば「壁紙交換」「棚の設置」などは、器用な人ならDIYでできるでしょう。業者に依頼する内容を絞ることで支払う費用を抑えることができます。

もちろん、ご自身の手間が増え、失敗するリスクもありますが、自力で実施できる自信があれば、DIY にチャレンジする選択肢はあります。

補助金などを利用する

補助金

3つ目の方法は「補助金などを利用する」ことです。

便器交換・トイレリフォームでは、決められた要件を満たせば補助金を支給してもらえることがあります。

たとえば「節水効果の高い便器に交換する」「バリアフリー対応のトイレにリフォームする」といった工事に対して補助してもらえる制度があるのです。

どのような要件なら補助してもらえるか、いくらまで補助してもらえるのかといった補助金の詳細に関しては、自治体によって異なります。そもそも補助金の制度があるかどうかということも含めて、お住いの自治体のホームページ等で情報を収集してみましょう。

プロの一言アドバイス

補助金の申請や交付条件は複雑なことが多く、ちょっとした見落としによって補助金が交付されないこともあり、後悔することもありますので、公募要項などをしっかり確認しておきましょう。

便器交換の工事内容について

チェックリスト

次に、便器交換の工事内容について解説します。

便器交換の作業内容

一般的な便器交換では、以下のような作業を行います。

  • ① 養生

  • ② 便器の取り外しと搬出

  • ③ 給排水工事(必要な場合)

  • ④ 便器の搬入と取り付け

  • ⑤ 作業完了に伴う取り扱い説明の実施

不要になった古い便器は業者が処分してくれます(処分費用がかかります)。

壁紙の交換や内装工事などは、便器の取り付けまでの間に実施することが多いでしょう。

作業工程に不明な点があれば、問い合わせ・見積りの段階で業者に確認しておきましょう。

マンションの便器でも交換できる?

お住いがマンションの場合は、注意すべきポイントが2つあります。

「賃貸マンションの場合」は住宅設備の所有権が大家さんにあり、居住者が勝手に便器交換することはできません。大家さんの許可が必要で、許可されている範囲内での工事でなければなりません。これはマンションに限らず、一戸建ての賃貸物件でも同じです。

次に「分譲マンションの場合」でも、工事には制限があります。共用部分に抵触する工事や、給排水管の位置を変更するような工事が管理規約で制限されていて、便器を交換できないこともあります。

賃貸・分譲とも、一戸建ての場合よりも制限が多いことがあるので、マンションにお住いの場合は、事前に大家さんや管理組合に確認してみましょう。

プロの一言アドバイス

賃貸物件では、便器交換を許可された場合に注意しなければならないのは、「交換前の便器を保管しておく必要がある」ということです。
これは退去時に元の便器に戻す(原状回復)必要があるためです。
破損するリスクがない場所で安全に保管してください。

便器交換はどこに頼むべき?

チョイス

最後に、便器交換を依頼する業者はどうやって選ぶべきかということを解説します。

水道工事事業者

水漏れなどのトラブルに対応してくれる水道工事業者が、便器交換を請け負ってくれることがあります。

普段から頼りにしている業者があれば、安心して依頼できるでしょう。

ただし、壁紙交換や内装工事などのようなリフォーム作業まで行えるところは少ないので、そのような場合は、別の業者に依頼するのがおすすめです。

工務店

地元に根ざしている工務店なら評判にも信憑性がありますので、安心して仕事を任せられるでしょう。

個人経営の業者も多く、大手の工務店より柔軟に対応してくれる可能性があります。

ただし、老舗の工務店の場合は最新の便器等を取り扱っていないことも少なくないので、注意してください。

家電量販店・ホームセンター

最近では、家電量販店やホームセンターで希望の便器を買い、そのまま取り付けまで行ってくれることが増えています。

取り付け業者を探す必要がないのでお手軽な点はメリットですが、実際には提携している工事業者に下請けに出していることが多く、業者間のマージンがかかっていますので、費用が高くなりがちなことには注意しましょう。

リフォーム事業者

リフォーム工事業者なら、便器交換も含めて安心して任せられます。

ただしトイレに関しては業者によって得手不得手があるので、ホームページで業者の強みや施工事例などを確認し、理想とするリフォーム工事を手掛けてくれそうな業者を探してください。

トイレ以外のリフォームも合わせて検討している場合には、一括で依頼すれば値引きも期待できます。

住宅設備販売会社

全国展開しているような住宅設備販売会社なら、便器を購入し、そのまま取り付け工事も行ってくれます。

24時間365 日いつでも対応している業者も多く、保証も充実しているため、安心して工事を依頼できる点がメリットです。

便器交換事業者は実績と料金と口コミで選ぶべし

便器交換を依頼するということは、数多くの業者の中から1社を選ぶということです。

業者の選定する際の基準はいくつかあります。

中でも重視するべきなことは「実績」「料金」「口コミ」の3つです。

実績が豊富なら信頼性がある業者と判断できます。料金が妥当なら真っ当な業者ということになります。口コミは過去の施主の満足度がわかる貴重な情報源です。

これらの情報は、業者のホームページや口コミサイト、見積りなどから把握できることなので、優良業者を選ぶためにしっかり確認しましょう。

プロの一言アドバイス

口コミの中には、事実と異なるものも紛れ込んでいることがあります。
できるだけ多くの情報ソースを確認し、情報の信ぴょう性を高めることが重要です。

【まとめ】費用やポイントを把握して便器交換を成功させよう

多摩住設

便器を交換するなら、本記事で解説したような費用の詳細や注意すべき点を把握しておかないと、便器交換で後悔する結果になってしまう可能性があります。

わからないことがあれば業者に質問するなどして、不明な点を残した状態にせず、便器交換を成功させてください。

トイレのリフォームをお考えの方は、府中・調布・三鷹・立川を中心に地域密着で対応している多摩住設まで、お気軽にご相談くださいませ!

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② お伺い・お見積もり

お客のご自宅にお伺いさせていただき、ご希望・ご要望に合う内容でお見積もりいたします。

③ 修理・交換工事

資格を持つ技術スタッフが、修理・交換工事の内容について丁寧に説明し、安全に施工いたします。

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Q&A

よくある質問

Q

現地見積りは本当に無料ですか?

お見積りは現地の設置状況確認(寸法)と、お客様の取り付けたい機器などのヒアリング・マッチング確認・金額提示が主な作業になります。これらはすべて無料です。

Q

写真見積りなどありますが、現場確認は必要ですか?

弊社ではお客様は素人の方と考えております。現場確認せずに発注した便器を工事当日設置できないなど、色々なトラブルを避けるため、弊社では現場確認は重要と考えています。しかし、工事を急いでいる・寸法品番など分かっている場合はヒアリングの上、早急な工事も請け負っています。

Q

予想外の工事になった場合追加料金はかかりますか?

工事中想定してなかった事は(目視など確認出来ない所)たびたびあるものです、軽微なことは追加料金はかかりません。

Q

水回り工事はどのようなことができますか?

弊社は指定給装置工事事業者及び指定排水設備工事事業者ですから、給排水管工事・トイレリフォーム・洗面化粧台交換・システムキッチン交換・ユニットバス交換・蛇口交換・給湯器交換・水道管取り換え修理・内装工事(クロス張替え)(床張替え)など、上記以外にもありますのでお問い合わせください。

Q

保証期間は何年ですか?

保証期間は機器については添付の保証書によります。工事保証は3年です(接続箇所の水漏れ・機器の取付不良)ただし既設配管の老朽化・以前の施工不良・壁中・床下は保証外となります。

Q

蛇口の水漏れ・トイレの水漏れなど軽微な修理に対応できますか?

水道水漏れはよくあることです、日ごろから水道局からの依頼にも対応しておりますので、お気軽にご連絡してください。

Q

家の外部にある排水マスが壊れたのですが修理できますか?

弊社は指定排水設備工事事業者資格を保有しておりますので、工事実績が多数あります、ご相談・お見積りお伺いいたします。

Q

トイレの交換に要する時間はどのくらいかかりますか?

平均とさせていただきますが、
(洋式便器交換)約1~2時間
(洋式便器+床クッションフロア張替)約1.5~3時間
(洋式便器+クロス張替え+床クッションフロア)約4~7時間が目安です。
階段があるなど、シチュエーション・天気のコンディションなどによっても変動します。

Q

即日工事は可能ですか?

お住まいが近い・当日トイレがないと困る・緊急性が高い場合など・弊社の状況次第可能な範囲で受付してます。TELで確認おねがいします。

Q

ホームページにない品番・組み合わせなどの見積もり及び施工はできますか?

弊社が対応できる範囲であればほとんどが可能です。お問い合わせください

Q

施主支給でも対応してもらえますか?(商品お客様支給)

対応しています。近場ですと下見も可能です、取り付けるものが合わないなど、間違いがないように用意おねがいします。まずはTELかメールでお問い合わせください。

Q

アパートのオーナーですが、現状回復工事は可能ですか?

内装工事・水道工事・細かな修理などあると思いますが弊社が得意とする所です、現地にてお見積りいたします。

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